3.11 福島復興支援 応援集結サイト

 
 

 
 
 
 
 
 
 
 

ごあいさつ



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あれから10年が経ちました。

様々な思いが込み上げてきます。
 
本サイトは、10年間続けたら止めるということで、私の会社のWebサーバを借りてはじめました。
 
最初は、ホームページの作り方も分からず、何もかもが手探りでした。
 
御覧になる人も2011年3月当時は、数十人がたまたまご覧になる程度でした。見る人の少ないサイトで、運営することに意味があるのかと思ったときもありました。
 
それが、日を追うごとに閲覧される方々が増え、数年でトータル百万人を超えるほどになりました。
「多くの方々が福島へ関心がある」その思いが、今日まで続けてこられた原動力になっています。
 
10年が経ち、本サイトを閉鎖する予定でおりました。
しかし昨年から、新型コロナウイルスの流行をみて今が閉鎖する時か考えました。
 
閉鎖の時期は、今ではないと感じてはいましたが、それでも見に来られる人がおられないなら、人知れず静かに幕を閉じようと思っていました。
 
ところが、今年になっても一向に閲覧者が減りません。つくづく人とはありがたいなと思います。
 
そこで、御覧になる人がおられるなら、もうしばらく続けて行こうと存じました。
 
 
10年目の節目にあたり、私は本サイトのトップページに福島の景色ではなく、福島という土地で、不撓不屈の精神で働く人達をあえて載せました。
 
新型コロナウイルスの流行を見ながら懸念されることがあったからです。
 
本サイトの掲載方針で私は今まで自分の意見や考えを記載することを控えてきました。 
しかし、トップページに働く人達を載せた理由を、ほんの少しだけお話ししようと思います。
 
ここ一年で感じることは、人間には二つの命があるという自覚が薄い。それが疫病の流行という苦しみ以上に人々を苦しめ、多くの人達の生活を危険にさらしていると感じています。
 
そして、これに拍車をかけてしまっている現象は、人を許せないという不寛容がまかり通る世相にあると感じていました。
 
人が許せない人間には、この世に安寧の地は無いという現実を教えてくれる指導者がほとんどいない。
 
有事の際は、責任追及ではなく、いかに免責を与えるかを先に考えないと、収拾がつかなくなるということを学んでいない。
 
ひとえに、小学校から大学まで人間を学ぶ実学がないのが原因だと残念に感じている一年でした。
 
これ以上は長くなるので、ここでは二つの命についてだけお話ししょうと思います。
 
人間には、肉体に宿る命と、精神に宿る命の二つの命があります。
 
人間は、息して心臓さえ動いていれば、それでいい生き物ではない。精神の命も正常に生きていて、はじめて人は人として生きられる生き物です。
 
肉体に宿る命は、一つしかありません。無くなれば取り返しがつかない。確かに、尊いことは間違いありません。子供でも知っています。
 
しかし、肉体に宿る命と同等に精神に宿る命も人間にはあるということを自覚しないと非情に危険だと日頃指導しています。なぜなら精神に宿る命が無くなっても、死に至るようになるからです。
 
ただ生きているから人生に価値があるのではなく、生き抜いている中で人生に価値が生まれる。 無論、例外もあります。生まれたばかりで小児病棟にいる子供は価値がないと言うことでは有りません。親にとっては掛け替えのない存在価値ある命であります。また、脳死と判定されたとしても、その人の存在価値がなくなったわけではありません。
 
例外を踏まえた上で、私が今話していることを酌み取って頂ければ幸いです。
 
二つの命が正常に相まって機能し、人間は人間でいられる生き物だと、今こそ感じる必要があると存じております。
 
人が人として、生き抜くということの尊さを改めて問われている時代ではないでしょうか。
 
福島の漁師の方々は、福島の海で、ただ漁に出ているわけではありません。
困難な状況に真っ向から立ち向かい、ここ福島の海で生きていくと覚悟を決めて漁に出ているのです。
 
多くの方々が新型コロナウイルスの流行の中で、「福島の漁師の方々の覚悟」、その姿を通じて、改めて「生きぬくこと」の意味を自ら感じる。
そうすれば、掛け替えのない自分の二つの命、その重みを実感できる良い機会になる。今こそ、そうなって欲しいと切に願ったからです。
 
自ら死に至ることを決して選んではいけない。生きていることではなく、生き抜いている自分に意味を見つけることが尊いのだと思って頂きたい。
 
生身の人間にとって、災害や疫病だけが苦しみではなく、様々な苦しみや悲しみがあります。
 
いかに辛くとも悲しくとも、生き抜くしかない。それが、人間をするということだと思うのです。
 
生き抜こうとする気概がないと、人はすぐ負けてしまう。生身の人間にとって、これも現実ではないでしょうか。
 
だからこそ、今こそ生き抜こうとする気概が問われている。そう感じませんか。
 
幸い、人間は誰しも一人ではありません。身内だけでなく、仲間ができる。
自分の生き方一つで、いかようにも良い人達に恵まれる。これこそ人間としての良さの一つだと、本サイト10年の運営を通じて日々感じます。
 
多くの人の温かみに心より感謝しつつ、今年も誠に微力ながら運営を続けて参ります。
 
これからも、多くの皆様の温かなご支援が、福島県はじめ、東北の被災エリアに届きますよう衷心より祈願致します。
 
どうぞ皆様の温かいご支援の輪が広がりますよう何卒お願い申し上げます。
 
そして最後に、新型コロナウイルスの流行で生活が危険にさらされている人達が、一日も早く穏やかな生活に戻れますように重ねて祈願致します。
 

 

福島復興支援 応援集結サイト 運営者